アフロ de 派遣

~ 小さな会社のCEOから、大きな会社の派遣へ ~

自由裁量は、短納期と低賃金を生む

GW前までになんとか仕上げたい~という、この業界ではあるある状況に、1.5倍速で仕事をこなし、かなりやられ気味な4月を送ることになってしまったGW突入日です。

 

 

10連休といっても、平日2日は有給取得のため、年間10日しかない貴重な有給を、派遣先都合によるカレンダーに弱者の私たちが合わすわけですが・・・

どちらにしろ、長期休暇を年3回は取らないと体力がもたないので、ありがた~く有給を使わせていただくのですけどね。

 

3月下旬あたりから、約200pの、私にとってはボリューミーな手順書を書いているのですが、やってもやっても終わらない底なし沼にどっぷりはまっています。GW前が希望納期でしたが、結局GWを挟むことになってしまいましたxxx

 

書けないものは仕方がない。できないものは仕方がない。

 

マニュアル制作のノウハウが全くない派遣先のため、私が良いと思うデザインがレイアウトに採用され、私が良いと思うライティング方法で書き、私が良いと思う構成で目次作成をし、私が良いと思う翻訳者へ依頼し、、、、と、ほぼ私の自由裁量で仕事をさせてもらっています。この点においては、大大大満足です。

 

ただ、派遣の職域を逸脱しているのではないかと思うことも多々あり、この大満足な仕事内容に見合う対価をゆくゆくは交渉するとして、今は目をつむってひたすら手を動かしているのです。

 

で、ボリューミーな案件を2本やって気づいたことがあるのですが、自由裁量で仕事はさせてもらっているけど、納期設定がやたら短い。

「結果200pになるようなマニュアルを1か月で仕上げて欲しい」と依頼され、必死のパッチで書いていたけど、20年の経験値さまが、「ソレ、1か月でできる案件じゃありませんよ~。がんばっても2か月はかかる案件ですよ~。」と、どこか遠くの方でおっしゃられているのです。

 

ノウハウがないと、こうも妥当な納期設定ができないのか、こうも軽視された時給設定になるのかと悲しくなります。

時給設定については、悲しみを通りこして、おたくの会社、ちょっと恥ずかしいですよ~と思ってしまうのです。

知らないって恥ずかしい~。

 

今となっては、ノウハウがないから自由裁量で仕事ができる~ぅ!ラッキー!!!と、バカみたいに喜んでいた自分がばかやろうですね。

一番大事な対価という名のお時給設定もノウハウがなかったってことですから。