アフロ de 派遣

~ 小さな会社のCEOから、大きな会社の派遣へ ~

会社を閉鎖して10か月後・・・

小さな会社のCEOを辞めて、はや10か月。ここにきてあの頃はなんてワクワクした楽しい日々を送っていたんだろう~と改めて実感しているところです。そうです、「あの頃は良かった~ぁ」症候群です。

 

 

元同僚と小さな会社を起業したのが15年前。山あり谷ありの連続で、『真夏の大冒険』ではありませんが、当時30代の経営の素人が14年間も大冒険をし続けることができたのです。しかし、コロナとAIのダブルパンチをくらい、自分たちの力不足も相まって昨年あっけなく閉鎖。

50歳を目前に無職。派遣社員という未知の世界に飛び込み、これはこれで給与以外はかなり気に入った毎日を送っていました。

 

が、しかし最近気づいたのです。全然ワクワクしていないことに。給与もですが、このワクワク感が私の生活にまったくもって足りていないのです。

あの頃は、好きな仕事を続けるために必死になって知恵を振り絞り、考え、頭も足を動かし、がんばれば達成感&報酬という名のご褒美をもらい、がんばりが足りなければ報酬が下がるという現実をつきつけられ、聞こえは悪いですがギャンブルのような毎日を送っていました。

そんなギャンブル感が、今はまったくないのです。

 

一度、薬に手を出してしまうと、脳の神経系がその快感を覚えてしまい忘れることができず、薬物中毒に陥るという話のように、あの頃のワクワクしたギャンブルめいた快感が忘れられずにいるのです。これは何かの中毒なのでしょうか。

 

私の脳みそよ~、やはり私にはギャンブラーの血が流れているのか~?!やはり利一の孫なのか~。(← このじいちゃん、子供(私の父親)のランドセル代をギャンブルに使う正真正銘のギャンブラー)

 

今の派遣先で、いかにもオレ仕事してます~的な社員を見るとものすごく滑稽に見えてしまうのも、この小さな会社のCEO時代があるからなのでしょう。

自分の会社でもないのに、なんでそんなに必死になって、自分のスキル向上のためではない、この会社でしか通用しない業務を毎日毎日遅くまでやっているのだろうと、若干冷めた目で見てしまうのです。

 

その一方で「隣の芝生・・・」なのでしょうか、自分の力で何かをしている人たちを見ると、とてもキラキラして見えるのです。

一緒に小さな会社をやっていた先輩女子は、会社という鎧を脱ぎ去り、自分の力でフリーランスとして、「風の時代」にあった自分という個を売って活躍されています。

 

もう一度、自分の力で挑戦してみたい。この気持ちが日に日に増し、今では、「請け負いで今の業務を行う」という選択肢はないものかと思うまでになってきました。

時給UPの交渉を通り越して、雇用形態の変更の交渉をしようとしているのはアリなのかナシなのか。毎日、気持ちがユラユラと揺れ動いています。