数百人規模の従業員がいると、組織がきっちり出来上がり、末端の末端は直属の上司の方を向いて仕事をしています。(会社がどうなろうが知ったこっちゃない。とにかく上司からの評価しか気にしていない人たち。← 私にはこう見える。)
そして、上司と言われる管理職の一部は、会社の方を向いて仕事をしています。(いわゆる会社人間、会社のために朝から晩まで休み返上で働いている人たち。← 私にはこう見える。)
そんな組織の中で仕事をしていると、自分はどこを向いて仕事をしているのだろうと、ふと考えることがあります。
直属の上司でもないし、もちろんこの派遣先でもない。
なんだか会社員としては宙ぶらりんのような感じもありますが、全然そんなことはなくむしろ地に足をつけて働いている感覚さえあります。
おそらく自分の方にベクトルを向けて仕事をしているからだと、やっと最近言語化できるようになりました。
自分の方にベクトルを向けて仕事をする。
こんな風に仕事をしている人って、この派遣先にどの程度いるのだろう。
私が今一緒に仕事をしている人たちは、冒頭で言った末端の末端で、ほとんど直属の上司の方を向いて仕事をしている人たちです。
なので、承認欲求が強い!本当に強い!面倒くさいくらい強いのです。
上司から褒めてもらうために仕事をしているようにさえ見えるのです。
中には「僕は、○○さん(直属の上司)のために仕事をしている。」と、恥ずかし気もなく言い放つ人もいます。
内心「おまえは犬か?!」と黒い部分が出てきそうですが、組織がきっちりしている大きな会社に長年いると、そういう体質になってしまうのも分からなくもありません。
分からなくもないのですが、数十人規模の会社でしか会社員として仕事をしたことのない私は、こういう場面に遭遇すると、違和感が半端なくモヤモヤ・ザワザワするのです。
だからといって、会社員のころに自分の方へベクトルを向けて仕事をしていたかといえば、そうでもなく、何の疑問も持たずに会社の方を向いて仕事をしていました。
自分の方に向いて仕事ができるようになったのは、派遣社員になったここ一年ちょっとくらいでしょうか。
もがいているのです。
で、、、過去私がそうであったように、会社の方を向いて仕事をしている人たちを見ると、自分の会社でもないのに必死こいて仕事をして滑稽だなと冷ややかな目になってしまうのです。(本当にごめんなさい。でもそう思ってしまうのだから仕方ありません。)
でも、この人たちはこの人たちで必死にもがいてて、一度でも「仕事ができない!」と思われたら、いずれそこでの自分の席はなくなり、ポイッと他部署へ異動となるのです。
そういう部署が周知の上であるのです。怖いです。
プライドが高い人には、おそらく耐えられないと思います。病みます。
だーかーらー、思うのです。自分の方へベクトルを向けることに集中し、個人事業主になったつもりで、自分のために仕事をすればいいのだと!
そうすれば、他人からの目も全く気にならないし、他人に認めて欲しい気持ちもなくなります。自分が自分を認めているから。
なんなら、こっちが会社をポイっとすることだってできると思います。
現に、会社人間だと勘違いしていた人が、サクッとこの会社を辞めステップアップされた人もいます。
やはり今は「風の時代」なんだと思います。
「土の時代」のままの人は承認欲求が強く、「風の時代」にうまく乗っている人は自己肯定感が強いと、ここ最近こんなことを思っています。