アフロ de 派遣

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ライティングにAI翻訳が使える

こんな目から鱗な記事を読んで驚いています。(JTCA テクニカルコミュニケーションシンポジウム2021の記録集)

 

ライティングした文章の曖昧さをチェックするのに、AI翻訳が一役買うというのです。

AI翻訳といえば、翻訳業務だけに使うツールだと思い込んでいた私は目から鱗で、自分では気づきにくい日本語の曖昧さを、リバース翻訳することでセルフチェックできるのです。すごくないですか?!

もちろん翻訳結果が正しいか、そうでないかを判断するのは人間の頭ですが、チェックツールとして使うには便利すぎます。

 

日本語文章の性質なのでしょうか、どの語を修飾しているのか書いた本人でしか正確に理解できない、係り受けが曖昧なライティングをよく目にします。

原文を忠実に翻訳するAI翻訳だからこそ、この曖昧さも忠実に翻訳してくれて、結果的に誤りに気づくのです。

 

AI翻訳をリバース翻訳に利用する。

ライティングした日本語をAI翻訳で英訳する。その英訳された英語を今度は日本語に和訳する。

和訳された翻訳結果が、自分がライティングした日本語通りに翻訳されていれば、それは適切なライティングで、そうでなければ再考が必要というわけです。

 

以前、私がライティングをした手順書をAI翻訳で英訳し、チェックをされた社内翻訳者の方が「かなりの精度で英訳ができていました。」と、言われたことがあります。

「そりゃ~、目的語などが省略されすぎて、理解するのに前後の文脈を見ながら想像力を目一杯働かさなくてはならない、技術者が書く日本語とは違いますからね~。オホホオホホホ!さすが『テクニカルライティング3級』取得者!」と、内心ガッツポーズを決め、時給を上げてもらう材料を一つゲットしたと、ほくそ笑んだのを覚えています。

 

私の思考は、時給UP材料のコレクターでストップしていましたが、今後は、このAI翻訳された英語を、さらに日本語にリバース翻訳してみようと思いました。