アフロ de 派遣

~ 小さな会社のCEOから、大きな会社の派遣へ ~

ボーナスという響きにささくれ立つ

昨年が過去最高益ということで、今年のボーナスは半端ないアップ率のようで、なんだか周りが浮足立っているように見えます。

そんな中で、粛々と仕事をしている派遣社員です。

私には関係のない話と、割り切ろうとするのですが、すればするほど、モヤモヤが増すのです。

 

その半端ないアップ額を聞くと(←悪気もなくオープンに喋ってくる、昔から仲の良い社員がいるのです~)、50歳独身女、ボーナスも退職金もない、しかも正社員でずっと働いている同世代の友人と比べてかなり年収の低い派遣をこのままやってていいのか?!と、ふと立ち止まってしまいます。

年収問題はちょっと横に置いておくとして、この最高益の還元先が社員だけっていうのに、なんだか、なんだか、なんだか引っかかってしまうのです。

そりゃ~、社員は、派遣とは違い責任ある仕事をしていると思いますよ~。

仕事内容も全然違うし、大きなプレッシャーと日々戦いながらプライベートの時間も削って仕事をしているから当然といえば当然なのかもしれませんが、でもやはり引っかかってしまうのです。

 

過去最高益をたたき出したのは、社員だけの貢献ですか?

全従業員の半分はいるであろう、損金扱いされる派遣社員の貢献度も少なからずあったのではないですか?

言い換えれば、全額損金扱いができるからこそ、多少なりとも利益が生まれるのではないですか?

その利益は、派遣社員には還元されず、社員さまだけに還元されるのですか?

単価を上げるなどの、仕入れ先への還元をしてもいいのではありませんか?

 

・・・・と、妬みとひがみと不満が沸き上がるのです。

その結果、やる気が削がれ、こんなクソみたいな仕組みを作った政治家の皆さんへ怒りの矛先が向いてしまうのです。

政治家の皆さん、本当にこんなやり方が正しいと思っているのですか。

このままでは、どんどん格差は広がり、鬱々と不満を抱えた人が増え、住みにくい日本になってしまいますよ。

 

派遣社員歴が短いと、いちいち「ボーナス」という響きに敏感になり、7月と12月はささくれ立ちます。

一方では数百万円のボーナスを得る人、もう一方では1円のボーナスも手にしない人がふつ~うに一緒に働いている、こんな職場環境に違和感さえ覚えます。

 

で、、、、極めつけが、こんなにもささくれ立っているこのタイミングに、飲み会の参加可否メールが飛んできたのです。会費もちゃっかり徴収されるという内容の。

別にこの会社の正社員が悪いわけでは全くないのですが、「お前ら!ボーナス出たんなら、派遣分はお前らが払え~!誰のおかげで過去手にしたことのないような賞与を手にするんじゃ~ぁ、派遣さまのおかげじゃ~ぁ!」と、思うのです。(←イエイエ、当たり前ですが派遣のおかげではありません・・・)

 

ボーナス時期になると、どうしても年収問題が噴出してモヤモヤしてしまいます

できればこんな感情は持ちたくはないのですが、慣れたくもありません。絶対に慣れてはいけないとも思っています。

 

以上、派遣目線からのボーナス事情でした。