先日、派遣会社の正社員の女子(30歳程度)と一緒に帰宅していたら、なにげに残業の話になりました。
『残業=悪』のマインドの私でしたが、この派遣先で初めて聞いた「生活残業」という言葉が頭をよぎり、「もしかして残業したいの?」と聞いてみました。
↓ 過去のblog(生活残業)
すると、「ある程度は残業したい。」という答え。理由は、やはり「生活残業」。
でも、当たり前ですが「できることなら残業はしたくない。でも、残業なしの手取りでは生活ができないから仕方なくやっている。」という、なんだか悲しくなる答え。
そりゃそうよね。自分の大切なプライベートの時間を提供して稼がなくても、勤務時間内で生活できるくらいの対価で働きたいって。
とても普通のことだと思うのですが、なぜそれができない。
なぜできなんだ?竹中さん!!平蔵さん!!
と、またなるわけですが・・・(苦笑
彼女の派遣会社は、PASONAとかスタッフサービスのような事務系を派遣する会社ではなく、この派遣先のほぼ下請けのような関係性の深い派遣会社です。
でも、そんな深い関係性の会社の正社員でさえ「生活残業」が必要なのかと、正直驚きました。
(実は、有期の3年が経過したらこの派遣会社の正社員になって、この先もずっとここに居続けてやろうと密に企んでいましたが、アブナイ!アブナイ!ww)
私が一緒に仕事をしている派遣社員(理系技術者を派遣する派遣会社の正社員)の男子(35歳オーバー)も、おそらく30h/月の「生活残業」をしています。
なんなら仕事が忙しい方が嬉しそうです。
私が、定時ギリギリに確認メールを送り、明日の確認で構わないと連絡しているにも関わらず、翌朝メールチェックをしてみると、確認済の書類が添付されているのです。もちろん残業して。
このあたりでさすがに気づきますよね~。彼には「残業せずに帰りましょう~」なんて言ってはいけないと。
そして、仕事の指示を出す社員も、どちらかというと残業分も含めた仕事量を派遣社員には提供しているようにも見えるのです。
働かせようという意図ではなくて、稼がせてあげようという意図で仕事がなくて困っていないかを心配しています。
私なんかは、仕事がなくてラッキー!なのですが、これはもう昭和のマインドなのかもしれません。
こんな意味不明な「生活残業」というワードを聞くたびに、基本給や時給を安くしないと世界と戦えない日本の製造業は終わってるな!と、しばきたくなります。(誰を?!)
さらに最近は、終わっているのは製造業に限った話ではなく、日本が終わっているんだと気づき、恐怖を覚えています。
バイバイ!日本!!!