4月ですね。派遣先にも真っ黒なリクルートスーツを着た新入社員が続々と入社してきています。
春なのに、しかも若者なのに、もう少し明るいスーツでも着たらいいのにと母親目線で見つめています。
そんな私も、今年で社会人30年目。おめでとう~自分!
派遣に未来はあるのか?
受付にいる新入社員を横目に、「このうち何人がこの会社に残るんだろう?」そして「何人が将来、派遣社員になるのかな~?」で、「派遣社員に未来はあるのかな~?!」とか、30周年を迎えた私は現実をみつめています。
派遣に未来なんてない、微塵もない、と分かってはいるのですが考えてしまいます。この問題。
別に派遣だけが未来がないわけでもなく、正社員に未来があるのかと言われればそうでもないし、会社経営者に未来があるのかと言うと、それこそ自己責任の未来しかないし・・・
結局「働く」ということに未来は保証されていないので、「いま」を思いっきり生きよう!となるわけです。
まさかの派遣切り!?
なぜ、こんなことを考えているのかというと、このblogでも延々ぼやいてきた『時給UP問題』から端を発しています。
過去のblog ↓
紆余曲折ありましたが、この4月の雇用契約書には、私が提示した希望金額がバッチリと記載されており、これで気持ちよく働くことができると思っていました。
思っていたのですが、それもつかの間・・・・
契約期間が、今年の6月末となっていました。
「えっ!?マジか~!これが~いわゆる~派遣切り~!お時給を上げる代わりにあと3か月のみの雇用~!?ガ~~~ン・・・」と、人知れずショックを受けて、indeedを検索しまくりました。
やはり派遣には未来がありません。正社員や会社経営者に比べて数か月単位の未来しかないのです。
すぐに派遣会社に連絡をしたところ、派遣先のシステムの問題で心配にはおよびませんとの回答でしたが、今回のことをきっかけにボヤボヤとしか考えていなかった自分の将来にきちんと向き合わなくては、いつまでもあやふやにしていてはマズイと思った次第です。
存在価値
あまりにも大きな組織で働いていると、自分の存在価値を見せつけられる場面に遭遇することがあります。
派遣社員の存在は影のようにうすく、主役でも脇役でもない、居てもいなくても誰も気づかないエキストラのような存在に感じることがあるのです。
そしてこのエキストラ同志が会話をし始めると、卑屈なワードが出てきて、それだけで萎えてきます。
今まで派遣社員でしか働いたことがない方は、おそらく卑屈とも思っていないのでしょうが、聞く側の私の気持ちが卑屈だからでしょうか、そう感じてしまうのです。
なんだかこの派遣先に派遣された当初の気持ちが、またフツフツと沸いてきています。
年収もそれなりに上がり、仕事内容も働き方も人間関係も気に入っているのに、どこか空いた穴がふさがりません。
フワフワした感覚で会社の廊下を歩いています。
この穴を無理やり塞いで見ないように働いてきたツケなのでしょうか、なにかある度にこの穴が沸いて出てくるのです。どんどんどんどん大きくなって・・・
割り切って働いていると思っていましたが、現実と周りが見えてくると、そうでもなかったのだと実感しています。
何も考えず仕事だけに集中してシンプルに働きたいです。
もしかしたら、派遣だからとか正社員だからとかとは違う問題のような気もしています。
本当に自分らしく仕事ができる道を探してみてもいいのかもと思っています。
もがいています。私。(←今ここ)